リーマンショックから4年目にしてやっと分自分の無謀さに気付くわけです
「全世界株式に連動するETFを買っておけば問題ない」
「日本株がたたき売られている時に買っておけばいい」という教え通りの投資。 上り坂はいいんです。でも下り坂では大きな壁にぶち当たります。
追加投資なんて無意味
退職金を使ったETFへの一括投資は大きなマイナスをかかえてます。
最初の投資額が大きすぎて追加投資は無意味に感じます。
大きな岩に小石をぶつけるくらいのものでビクとも動かないだろうという無力感です。
毎月収入があって投資に回せるお金があるならまだ希望が持てます。
でもリタイア後の投資の場合、資金は限られています。
手元の残り少ない資金を回してもマイナス額が埋まってくるとは思えません。
日本株ならいけるかも?
それでもたたき売られている日本株なら底値から始められる。
今から始めれば、プラスになったときに大きな利益が得られる。
手元の少ない資金を生かすには有効な手段に思えました。
今振り返ってみると
そんな私の選択は大きな間違いでした。
なぜなら日本株投資にこそ潤沢な資金が必要なんです。
企業を選べる目があれば狙いを定めて1社に集中投資するのもありでしょうがそれではリスクが高すぎます。そんなプロの目持ち合わせていません。
初心者の私にできるのは複数社にリスク分散して底値をひらうこと。
その数はすぐに20社まで増えていきました
リスク資産は7割に
そして低迷は4年続きます。
底値と思っていた値を割ってさらに下げ続けます。
下げるとまた購入します。そうしないとマーケットについていけません。
下げ相場で20社をフォローしていくには到底資金が足りません。
少ない資金で大きな利益なんてとんだ勘違いでした。
損切りができればいいでしょうが、初心者には到底無理です。
そうすると投資資金ばかりが増えていきます。
これでは私の手元資金などすぐ底をついてしまいます。
気が付けばリスク資産が7割という結果に追い込まれていたのです。