リーマンショックが私の価値観を変えた

リーマンショックに遭った私は不幸だったのか?ってそんなの不幸に決まっているじゃないですか!

退職金投資をした直後にリーマンショックに遭うなんて・・・なんとも間が悪い。かわいそうな人だね。そう思われるんだろうな。

確かにそうなんだけど、そうなんだけど退職して10年経った今振り返ってみると少し違って見えてくる。


順風満帆な人生

私は比較的恵まれた環境で育ったのでお金の苦労をしてきていません。親に欲しいものは与えられてきたように思います。

高校・大学へと進み、ちょうどバブルのころ社会人になり大手企業に就職。男性と変わらぬお給料をもらい人生を謳歌していました。

それまで挫折らしい挫折は味わっていないんです。なんとも順風な歩みです。

会社員時代も仲間にも恵まれ役職も与えられ仕事のストレスはあるものの仕事自体はとても面白かった。

何の問題もなく自分の人生にも満足していました。

私の人生で一番の悲劇

もう十分働いたからと20年目に退職。そこに襲ってきたのがリーマンショックです。

投資なんて全く知らずに手元に退職金が入ったから本に書いてある通りに投資しただけ。

そしたら直後にリーマンショックがやってきてあっという間に退職金が4割減していた。ただただ茫然自失・・

2008年春ごろ 清水の舞台から飛び降りるつもりで退職金を使って人生初の投資をしました。 その2~3か月後です、リーマンショ...

なんてタイミングが悪いんだろう。私はついてない。せめてもう一年退職が遅かったら。

それからの5年は暗中模索の中、手探りで前に進もうとするけど押し戻されてもがいてる状態。もう2度とあんな経験はしたくはありません。

今までの人生で一番追い詰められたんです。退職時お金なんてなんとかなるとタカをくくっていたのにもろくも崩れ落ちていきます。

人生一度はお金の苦労をする

リーマンショックにあってなかったら・・アベノミクスの上昇相場に退職していたら・・あんなつらい思いもせず今でものんきに過ごしていると思います。

おそらく私の事だから「株式なんて簡単!お金なんてやっぱりなんとでもなるんだから」って今までの人生通りいい気になっていたと思います。

そして慢心した私はその後どこかのタイミングでどん底を味わったんだと思います。

誰だってうまくいくばかりでありません。人生で1度はお金の苦労に出会います。そしてお金の大切さを理解します。それが早いか遅いかの違いだけ。

私の場合はリーマンショックがそのタイミングだったんだと思います。随分と遅い気づきではありましたが通るべき道だったんだと感じています。

どうせ通らなきゃいけない道ならば早いに越したことありません。それだけ挽回できる時間がありますから。

私の価値観を変えてくれた

あの時の八方塞がりの状態は確かに恐ろしい体験なんですが、私の価値観を変えてくれたのも事実なんです。

はじめてお金の大切さが身に沁みました。あれほど無頓着にお金と付き合ってきた私が今では全くの別人です。

あの5年を乗り越えることで、「投資力」も「生活力」も「お金の知識」もつきました。私に決定的に欠けていたものです。

退職してからずっとお金は私の強い関心事でした。強い関心は強い不安の裏返しです。私の頭の中はお金の不安でいっぱいでした。 ...

今の私が手に入れたものは自信と強さです。老後の不安も消えてなくなりました。

能天気な私にはリーマンショック級の打撃がないと目が覚めなかったんだと思います。

もう2度とごめんだけど、あんなひどい目に合わないに越したことはないけど。それでも今では貴重な体験だったと思えます。


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