バブル期に流行ったワンルームマンション節税

先日友人とランチをしていてバブル期の不動産投資の話になりました。

当時私はまだ入社したてで投資するお金もなかったのですが、先輩方は不動産投資している人たくさんいました。

私の周りでは不動産の失敗談がごろごろしています。当時お給料もよかったし山っ気のある人も多かったですから。


バブル時の不動産狂想曲

1980年後半は不動産の値段がどんどん吊り上っていく状態。早く買わないと手が届かなくなってしまうという焦りもあり、値がまた吊り上る。

みんな無理をしてでも買っていました。値段は上がっていくものだから早く買った方が賢い。そういう風潮がありました。

ワンルームマンションで節税?

中でも私の周りで多かったのがワンルームマンション投資での失敗談です。

「ワンルームマンションで投資」もそうなんですが「ワンルームマンションで節税」という事が盛んにいわれていました。

当時高給取りのサラリーマンを狙った節税対策です。ワンルームマンション投資をすることでその税金を取り戻そうというもの。

会社を辞めて不動産会社へ就職する人もいてその人が元同僚に営業をかけます。

そうすると信じてしまいます。あの優秀だった営業マンが言ってるんだからあながちウソでもないだろうな。

赤字なのに得!?そのからくりは・・

話の筋はこう。

不動産の収入から減価償却分・借入金利子・固定資産税・管理費・修繕費など経費を引いて赤字の決算にします。

ワンルームマンション投資の赤字分をお給料と合算して所得を減らして税金を還付してもらうといもの。

実際には減価償却分は帳簿上のマイナスですから心配いりません。

これから先不動産の値は下がりませんから売ればその分儲かります。安心してください。

ワンルーム投資で赤字にして税金を取り戻し、最後は売って譲渡益で利益を得ましょう。という話。一見賢い投資話に聞こえます。

地方都市のワンルームマンションが飛ぶように売れた

こうなるとがっぽり税金を払っていた人はそういう手があったのかと話に乗ってきます。何より相手が知った人だという事が強い後押しです。

しかもバブルですから不動産は値が下がらないという絶大な信頼感。おそらく営業マンも騙そうとしたわけではなくバブルを信じていたんでしょう。

地方都市のワンルームマンションが飛ぶように売れていました。

結局二束三文で手放す

最初はよかったんです。そのうちバブルがはじけて地方都市で借り手すら見つからなくなります。そうすると帳簿上の赤字ではなく本当の赤字です。

税金が多少戻ってきても持っているだけで毎年毎年持ち出しです。売ってしまいたいもののバブル崩壊で値は大きく下げています。残るのは借金だけです。

結局二束三文で手放すことになります。買値の1/10くらいなんてザラ。高い勉強料だったといいます。それでもどこか手放せてほっとしたというのが本音でしょうか。

不動産投資はリスクが高すぎる

これは不動産の値が下がらないと信じられていたバブル期の儲け話ですが、金利が低い今、老後の安定収入で不動産投資を検討する人増えてます。

不動産投資はそんなに簡単なものではありません。大きいだけに失敗した後の挽回がききません。まして借金をして行うにはリスクが高すぎます。

くれぐれもうまい話しに乗せられないようにご注意ください!

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